2009-10-24

Radio Days

Woody Allen は3本くらい見たことがあるのですが、難しいので実はあまり好きではありません。ごめんなさい。でも 『Radio Days』 は別です。先日、たまたまテレビのチャンネルを変えたら Allen特集をやっていて、思わず見てしまいました。Allenが子供の頃の話なのですが、映画タイトルにあるとおり生活の中に溶け込んでいたラジオ番組、ラジオから流れてきた音楽、それを聴く家族、そのときの世相(第二次大戦中) を淡々と綴っています。非常に穏やかな、そして素敵な映画です。その時に流れていた音楽で過去の情景が思い起こされるというのは誰にでも経験あると思うのですが、この映画をレンタルビデオ屋で借りてみたとき(まだビデオの時代!)父親が非常に感激していたのを覚えています。父とAllenはほぼ同年代なので(父のほうが上か)、流れてくる音楽が懐かしいと言っておりました。「戦時統制下だから、敵国音楽は聴けなかったんじゃないの?」と意地悪な娘は指摘しましたが、戦後一斉にいろいろなアメリカ産音楽が入ってきて、ほぼ同時期に聴いているのと同じだとの答え(そして、戦時下でも内緒で聴く術はあったとのこと)。ちょうど終戦の年に父は中学生くらいだったはずなので、多感な年代に聞いた音楽、特に禁止されていた音楽が一斉に耳に飛び込んできたのは衝撃だったと思います。『Radio Days』を見るたびにで思い起こすのは、こんな父との会話です。 あ!誤解のないように言っておきますけど!父は元気に日本で暮らしております。
そだ、この映画の中で私が特に耳に残っている曲は The Mills Brothersの 「Paper Doll」かな。この類の曲、大好きなんで・・・・父の影響ですかねぇ・・・・・・・

The Mills Brothers ("Paper Doll")  http://www.youtube.com/watch?v=n2m8VZBfRYo
Radio Days  http://www.imdb.com/title/tt0093818/

最後に 「You'd be nice to come home to」 を歌っている歌手はやっぱり、ダイアン・キートンでした。ん?と思って謎のままだったけど、そうだったんだ!

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